（偽）若葉でIDに通っていると必然的にレベリングルーレットを回す機会が多くなります
そこで最近よく当たるのが
とりあえず全部まとめていくタンク
どっかのタンク指南ブログに「壁にぶち当たるまで突っ走るのがタンクです」とか、身内の戦士みたいなこと書いてるプロタンクが居るんだろうか？(´_ゝ｀)
って、マジで考え込むほどの確率で当たる
それも、レイド民の多いチョコボ鯖や、PS4鯖として新設されたシンリュウ鯖のような鎖国鯖ではなく、過疎鯖のタンクが多い（体感）
若葉がついてる、ついてない、装備の揃い具合はあまり関係なくて、とにかくまとめる
サスタシャ、タムタラみたいなIDでゴリゴリまとめて進めて行く
という訳で、今回はヒラ視点からまとめ進行について少し書いておきたいと思います
まとめ進行は何のためにするのか？
まとめ進行は、２～３グループから多い場合は５～６グループを一気にまとめて範囲で焼きはらう進行方法です
有名どころでは
１．錬成時代のワンダッシュ
２．ゾディアックウェポン時代のオーラムヴェイル
３．アニマウェポン時代の魔科学研究所
この辺りでしょうか
それぞれ時代（パッチ）が異なりますが、その目的は「IDクリアの時短」です
ワンダッシュは１ボスまでの細かな敵をまとめて薙ぎ払うことで効率よく錬成値を貯めるものでした
１ボスまで到達したら退出し、でてきた直後に再度ワンダに突入を繰り返すので、基本的に4人でPTを組んだ状態で申請します
（つまり、IDをクリアすることは目的ではない）
ZWとAWでは「輝き集め」と言われる作業や、IDクリア時まれに入手できるクエストアイテムのため、IDをクリアしなければなりません
少しでも時間を短縮するため、オーラムヴェイルではスタート地点から１ボスまでの敵を手当たり次第にひっかけてボス部屋まで走ります
タンクのみヘイトを乗せるため、他３人は一切行動しません
ただ走ってついて行くだけです
ボス部屋に入った後、タンクのHPが尽きるのでヒラがそっと蘇生してボスを討伐します
オーラムは最初の広場が最もぐだる要因なので、ここをスキップすることで時短になるわけです
魔科学では、AWに必要なトークンを効率よく稼ぐためにIDをクリアします
（宝箱がない代わりに、入手できるトークン量がすこし多かった）
おかげでルーレットで申請しても魔科学しか当たらない！！と言われるほど、ひたすら魔科学を回していた記憶が…うっ…頭が…
魔科学はスキップ方式は取られませんでしたが、やはりILの力でごり押しまとめ、範囲焼きというのが定着していたように思います
マップの構造上、止まらざるを得ないポイントまで
つまり、壁にぶち当たるまで走り抜ける、というのが大正義だった時代です
テンプレートは旬な時期に作られる
ここで、今、レベル上げや新生＋蒼天のメインストーリーを遊んでいるユーザーの方に知っておいていただきたいのが、上に挙げたまとめ進行のようなやり方は特殊だということです
あるコンテンツや金策などの流行りがまずあって、それを効率よく進めたい時期、いわば旬のようなものが14には必ずあります
極蛮神、零式を含め、これこれこういうやり方がいいですよ！とテンプレートが作られるのは、そのコンテンツが 旬 な時期なのです
今現在、このブログを書いている2018年1月、FF14ではZWもAWも既に過去のコンテンツであり、魔科学なんて周回している人はほぼいないでしょう
まぁ、ゼロではないでしょうけど
DC全体的に魔科学周回が流行っている、ということはナイです
今、魔科学に当たる人は、メインクエストで訪れる人や、ルーレットで当たった人が多いでしょう
FF14のルーレットは、どこか特定のIDに行きたいと申請している人がいると、そこへルーレット勢を割り当ててPTを編成する仕組みになっています
ルーレット申請者、特にメンタールーレット申請者は、自分が開放済のコンテンツならどこに当たってもいい人達なので、そういう人を割り当てるのですね
つまり、今、魔科学を攻略したい層と、テンプレが作られた当時に魔科学を攻略していた層では、目的がそもそも違うのです
わかりやすいので魔科学を例に出していますが、当然、オーラムヴェイルやワンダラーパレスもそうでしょう
特にオーラムはレベリングIDですから、今オーラムに通っている人は経験値が欲しくて申請している人です
ZW当時のように最初の広場をぶっちぎってスルーするやり方では、欲しかった経験値は丸損ですよね
FF14では「予習」と呼ばれますが、実際にコンテンツに参加する前にネットで攻略法を調べる人も多いでしょう
自分以外の人とPTを組むのだから、なるべく迷惑をかけないようにギミックやルートを調べておこう！というのは、良いことだと思います
（予習なしで突撃するのも楽しいですから、予習の有無は個人の自由と思います）
気を付けて欲しいのは、その攻略法がいつ書かれたものなのか？
誰にむけて書かれたものなのか？
という部分です
正攻法として、初めてそのコンテンツに行く人向けに書かれた攻略なら、時間がたっても通用することが多いです
IL上限が引き上げられているため、火力が高くなってフェーズスキップすることはありますが…その場合はごり押しになるだけで、正攻法を知っていて邪魔になることは少ないですね
実装当時の正攻法が必要なくなっているコンテンツとしては、新生の真蛮神、一部極蛮神が上げられます
制限解除という手段が増えたことで、高火力で一気に削り切ることが可能になった結果ですね
ごり押しでもいける、というだけで正攻法でも（多少時間が伸びるけど）普通にクリアできます
まとめ進行に必要なもの
では、まとめ進行は「悪手」か？ と聞かれると、返答に悩むところです
個人的には、まとめ進行は見極めができるなら推奨される方法です
短時間に高火力でクリアできる利点は常にある、と思うのです
ですが、じゃあ常時どこでもまとめていいか？ と言われると、それは違うんだよなァ…と言うしかありません
ぼく個人としては、次のような条件が満たされた時のみ、まとめ進行は推奨されると思っています
１．オーバーIL
２．PT全員がまとめる意識がある
３．ヒーラーが攻撃的である
４．DPSの火力が高い
５．タンクが要所で無敵スキルを使える
どれが欠けても、まとめ進行は（不可能とは言わないけど）ギリギリになります
まず１つめ
そのIDで推奨されているILよりも、十分に高い平均ILであること
15体～20体の敵からフルボッコされる訳ですから、装備は本当に大切です
つまり、レベリングを目的とするIDでは「まとめ」は無理だと思ったほうがいいのです
50／60／70といった、キリの良いレベル帯のIDでのみ、まとめは成立すると思います
２つめ
PT全員がまとめる意識があること、これも大事なことです
タンクだけがまとめても、ヒラが付いてこれなければ壊滅します
DPSがまとめに対応できなければ、いつまでも敵が減らずに、やっぱりそのうち壊滅します
また、タンクが通常進行しようとしているところへ、ヒラやDPSが敵を釣ってくるようなまとめも、タンクが対応できなければ壊滅します
（対応できても14では推奨されないので、勝手に釣ってくるのはダメ、絶対）
３つめ
ヒーラーが攻撃的であること、というのは２に関連するのですが…
まとめで大事なことは、短時間でいっきに大量の敵を叩き潰すことです
ヒーラーが積極的に攻撃に参加できるかどうかで、PT全体の瞬間火力にかなりの差がでます
白、学の２ジョブは50制限時でも範囲スキルがある…というか、まとめて焼いた時の白の火力はDPSに匹敵するので、特に白は範囲に参加できる／できないで随分削りの速さが変わります
ここで大事なのは、ヒーラーは攻撃と回復の両方をこなすスキルが求められる、ということです
範囲でまとめた際、タンクのHPがどの程度減った時に何をつかって回復し、どのあたりまで攻撃したら回復に戻るかの判断が必要になります
これは５つめにも関連しますが、タンクのバフ回しが甘いと、ヒーラーは思うように攻撃に参加する時間が作り出せなくなります
ヒーラーが回復のみに忙殺されれば、それだけ敵が長生きすることになり、タンクはさらにバフがなくなり…と悪循環です
どこからどこまでまとめるのか、まとめ始めたらしっかりヘイトをとって、どの程度バフを使って耐えてくれるのか？ といった情報が必要になります
４つめ
DPSの火力が高いこと
まとめ進行をしているのに、範囲スキルをほとんど使わず…ずーっと1体を殴ってるDPSが１人いるだけで「まとめ」の利点は消え失せます
また、火力バフを温存したり、LBをずっと残しておくようなDPSでも、まとめの利点は薄くなります
５つめ
タンク自身のバフ回し
まとめ進行を仕掛けるのはタンクが一番多いでしょうから、タンク本人にもまとめるスキルが要求されるということを忘れないでください
バフの管理、ジリ貧になる前に無敵スキルを吐き出すことは勿論、１～４の条件が満たせるPTなのかどうかを見極めることも重要なスキルです
まとめに適したPTでは、驚くほど早くスムーズに進行できます
高火力のDPSと攻撃的なヒーラーが素早く敵を倒して、タンクはバフのリキャストを管理しつつ安心して次のポイントまでまとめることが可能です
逆に、まとめに適さないPTでは、複数の「枯れ」状態が発生します
タンクはバフ枯れ、DPSはTP枯れ、ヒラはMP枯れに
こういった枯れ状態になるPTでは、まとめるよりも通常進行のほうが安定し、結果的に早く終わると思ったほうが良いです
まとめるだけがタンクの巧さではない
まとめが出来るタンクは巧い人、というイメージがあるような気がします
確かに、タンクメインで零式をクリアしているような人は、上手にまとめる人が多いです
ぼくも身内4人でIDに行く場合は、止まるんじゃねえぞ！が合言葉です
うちの学者もタンクのまとめ支持派です
（むしろ、まとめないと怒られる）
それは、うまいタンクがうまくまとめてるから、巧く見えるのだと思うのです
巧いタンクは、PT全体の力量をきちんと見極めます
まとめができるPTかどうか、また、その意思があるか、最初のグループでは様子見をするのです
だからこそ、巧いタンクは初見や若葉のヒラやDPSに対しても、そのPTの力量に合わせたペースで上手に進行しています
つまり、無茶なまとめはしていないのです
本当に巧いタンクは過剰な負荷をかけるようなまとめ方をしていません
量が多いように見える場所は、敵の攻撃力がそもそも低めであったり、敵のHPが少なめだったりします
痛い攻撃をする敵はまとめる数を減らしたり、無敵スキルでやり過ごしたり工夫します
なにより、とてもスムーズです
大量の敵が一瞬で薙ぎ払われて行くのは見ててスッキリ！
白のぼくはホーリーがたくさん撃てて、それもスッキリ！
なので、無茶でなければまとめ進行は楽しいものです(*'▽')＜ｺﾜｸﾅｲﾖｰ
と、いうことで。
これからタンクを上げようかという方や、今現在、いつでもどこでも端から端までまとめているような方は、参考にしていただければと思います
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